今日、むかし勤めていた会社の同僚で20数年来の友人が、職場にふらりと来て
友人「なんかさー。御朱印、廻ってんねんて?私いま、2冊目。笑」
私「マジか。笑」
ツイッターを見てたら、私の「参拝ツイート」が流れてきたらしい。
最も、私は廻るというより「呼ばれたところに参る」感じなのだが、確かに、これまでお参りはしても「御朱印」をいただくことはなく、でも 先月、平安神宮と知恩院をお参りした→ 平安神宮、知恩院を参拝してきた - お出かけブログときに、ふと思い立って、お受けし始めたんですよね。何十年と京都に住んでいて、今ごろ。笑
友人は、私の「(思うところあって)次は、晴明神社と白峯神宮に参る」というツイートを見たそうで、
「私も白峯神宮、行ってん。平安神宮も行ってきたし、天智天皇陵も → 天智天皇の御言葉を聞きにいく(天智天皇山科陵・明智光秀公首塚・崇徳天皇御廟を参拝) - お出かけブログ 行ったし、同じとこお参りしてるやん、って。笑」
「こんなとき(コロナ禍)じゃなかったら、一緒に参ろか〜って誘い合えたけど、今は気が引けるよなぁ。笑」とか言い合いながら
私「なにで(移動手段)廻ってんの?」
友人「私? チャリ。笑」
つよ! タフすぎワロタww
話、戻って。
と、そうして次は、晴明神社、白峯神宮を参拝するつもりだったが、仕事が終わってから「神泉苑にご挨拶しに行こ」と思い立った。
大鳥居(正面)
法成就池、法成橋
神泉苑は、第50代・桓武天皇が創建された 禁苑(天皇のお庭)で、平安京の大内裏に隣接し、大きな池を中心とした広大な庭園だったとか(今はそのごく一部が残っているのみ)以降、代々、天皇や公家(貴族)が、雅宴や季節のお花見を楽しまれたりと宴遊されていたそう。ちなみに、春には桜がきれいです。
鳥居があって、天皇ゆかりの〜と聞くと、神社かと思いますが、こちら神泉苑は 東寺真言宗のお寺 が本堂なんですよね。というのも、むかし、京が干ばつに遭い、お悩みになった第53代・淳和天皇が名僧らに雨乞いをお命じになり。その中、弘法大師空海が橋の上で、天竺の善女龍王に祈祷すると、池から龍王が現れ、雨を降らせたと。そのことから、東寺の空海に信頼をお寄せになったといわれています(話ざっくりなので、興味があったらまた、調べてみてください)
また、水の豊富な神泉苑はそうした雨乞いがたびたび行われ、その雨乞いを舞っていた静御前を源頼経がここで見染めた、という伝説もあります。
摂社・善女龍王社
社の石台が回転し、毎年、その年の恵方の方角に向きを変えられます。
摂社・洛中天満宮
摂社・弁天堂(増運弁財天)
遠くに龍頭の船が見えます。こちらの説明は、後ほど。
摂社・鎮守稲荷社(矢劔大明神)
利生殿(本堂)
法成橋
橋の上から。龍の船が、より近くに見えてきました。
この写真を撮った直後、池から錦鯉がパシャッと跳ねて飛び上がり「おおっ」と声を上げたら、足元からは大きな亀が浮かんできてスイーッと泳いでいった。
…なんやろ?なんかいいことがあるお告げでしょうか?笑
北門(裏門)
この門の撮影をしている真後ろに、二条城がそびえ建っています。今日は振り向かず、また今度。笑
と、先ほどの龍の船のこと。かつて、こうして船を浮かべても宴をされていたようですが、いま池に浮かんでいる(繋いである)「龍王船」は、境内の中にある懐石料理屋「神泉苑 平八」さん所有の「船館」で、実際に船の上での食事もできるそう。問い合わせ・予約が要ると思いますが。今は特に、このコロナの最中なので、さてどうか?
京都 神泉苑 平八
【リンク】
写真!霞んでる!逆光!…すみません。笑
最初に書いたように、こちら お寺 なので、神社用の「御朱印帳」とは分けてある、寺院用の「集印帳」に、印していただきました。
【リンク】 神泉苑
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