さて。前回→ 「ヤエー!」 - お出かけブログの続きです。
私「天智天皇の御言葉を聞きに行きたい」
旦那さん「……天智天皇の。」
私「日本最初の元号『大化』の礎を築かれた中大兄皇子です。天智天皇の山科御陵をお参りして『いま令和の世はこうです』とお伝えし、御言葉を聞きに行きたい」
「お、おう。」
まあ、わかる。
そのリアクションまあわかる。
うちは母方の父方が ゴリゴリの尊皇家系 で御所が近く、幼い頃から祖父による英才教育←を受けて育ったこともあり、私は 帝ガチ勢 なのだ。
それと、もうお一方…
此度の新型コロナウイルスと我々の闘いにおいて、あの御方が荒ぶられることのなきよう、しっかりとご挨拶をしておかねばならない 崇徳天皇(日本三大怨霊かつ、京都で最恐ともいわれている)の御廟へも……
その話から数週間が経ち。
京都府は日々の新感染者数が、0〜4人にまで減少したまま推移していたが、近県とも足並みを揃える形で今しばらく様子見が続いた後、5月の4週目に緊急事態宣言が解除された。
その最初の日曜日。
「前に言ってた、ナントカ天皇のとこ行ってみる?」
「ナントカ。天智天皇ですね。日本最初の元号『大化』の礎を築かれた中大兄…」
「その人、その人」
「その人」言いかた。
てかねえ、聞いてる??
だが、御陵までのバイクでの行き方や、どれぐらい時間がかかるのか?など、予め調べてもいはった。
素晴らしい。
漠然と「どっか行きたい」言われるより、行き先を指定するほうが、運転手にはいいのかしら?
(メモ..φ(`・ω´・+)ノ
というわけで、40分ほど走って、参りました。
天智天皇 山科陵
第38代・天智天皇の御陵です。
【リンク】-天皇陵-天智天皇 山科陵(てんぢてんのう やましなのみささぎ)
緊張。
3密にはなりえないが、違う意味で、緊張。
「遅くなって申し訳ございません。実は緊急事態宣言なるものが出ておりまして、不要不急の外出は控えてくれと……あ、いや、こちらへのお参りが不要ということなのではなく…」
といった言い訳から始まり、令和のいまのご報告と、御言葉に心を聴き澄ました。
賜りました。
でもそれは、いまここで公表するのでなく、私の心の中に持っておきます。
旦那さん「じゃあ、行く?(帰る?)」
私「あと、崇徳天皇の御廟に」
「(その話は初耳なんだが?笑)…どこ?」
「八坂神社の下(しも。京都弁で南)の甲部歌舞練場のとこなの」
「はいはい。笑(ルート検索を始める)」
「それと、」
「はっ?(まだあるの?)」
「明智光秀公の首塚に。大河ドラマの主役になってますよ、ってご報告を。近いから!東山三条だから!ほら、もうすぐそこだから!」
「・・・(半笑)へいへい。笑」
というわけで、
だが、お参りしたその翌月から放送が休止になって「儂はツイてないな。笑」と、思わはったかも知れない。
私も久しぶりに大河を初回から見て、それから全回ずっと見続けているほど魅了されているので、休止はショックでした。コロナ許すまじ。
ですが、明智殿、聞いてください!you, 放送再開される、って!
「you, 」言いかた。
(ジャニー喜多川 無関係)
明智光秀 関連記事 hurrah.hatenablog.com
そして。
正直、足がすくむほど、ビビってるこちらへ。
ぶっちゃけ、ひとりではよう行けんかった です。
旦那さん、そして旦那さんのバイク(通勤用をじわじわタンデム仕様にしてるやつ)ありがとう。
崇徳天皇 御廟
第75代・崇徳天皇の御廟です。
大緊張。
冷や汗が出る。
「遅くなって申し訳ございません。実は緊急事態宣言なるものが出ておりまして、不要不急の外出は控えてくれと……あ、いや、こちらへのお参りが不要ということなのではなく…」
と、ここでもまた言い訳から始まり、貴方様を忘れたことはございません、どうぞ御心やすらかにおやすみくださいと、申し上げた。
「シーン…」だった。
その「シーン…」から、この方はもう怖がる方ではなく「見てるからね」って、そんな方になられたんだ、と感じた。
旦那さん「満足しましたか?」
私「うん。ありがと」