お出かけブログ

旦那さんの通勤用のビッグスクーターをじわじわタンデム仕様にして(◎させて)お出かけを迫る奥さんのブログです。寺社への参拝記事も書きます。

「究極のワンオペ」の思い出

さて。7月も半ばを過ぎましたが、このブログ上では、6月初旬の出来事にようやく追いつきました。

怖るべき遅筆。

 

6月のある休みの日、旦那さんとお昼ご飯を食べに行って一旦、家に帰り、バイクでぴゅーんと 出かけたい&パフェが食べたくなったので「バイクを停められてパフェが食べられるお店」を探したら、懐かしいお店の名前にヒットした。

その名も「からふね屋珈琲」

 

あれは、32歳ぐらいの頃。前年、いろいろあって、東京から幼い2人の娘を連れ、生まれ育った京都に帰ってきた私は当初、知り合いの中古車屋の事務兼ヤフオク担当の仕事を主に自宅作業でやり始めたのだが、それだけでは収入が少ないことから「他にも働きたい」と、さらに職を探していた。

すると、かつて東京に引っ越す前、長女の幼稚園で一緒だったママ友が「友人がパートチーフをしている喫茶店で、ランチタイムのアルバイトを探している。できれば主婦がいいらしい」と、話を持ってきてくれたので、早速に面接の段取りを頼んでもらい、トントン拍子に採用が決まった。

 

ただ、ひとつだけ気になったのは「モーニングとランチの時間は、3時間交代で運営している」ということ。正直、長女・小学校、次女・保育園に行ってる間、もうちょっと働きたかったのだが、まあいいかと、そこで働くことにした。

何より当時は、幼い子どもがいるひとり親は、なかなかすんなり採用してもらえるところがなかったので(子どもが学校や保育園で熱を出したら、あなたの代わりに迎えに行ける人はいますか?と聞かれたり。いません。)その事情も込みで、採用してもらえることが貴重だったので。ちなみにそこでは「そうした緊急の場合、私(パートチーフさん)が入るから。そのぶん、他のパートさんには無い役職手当を普段から出してもらってるから笑」とのことだった。つよい笑

 

そうして働き始めたのが、今はなき、からふね屋珈琲・西院店。阪急の西院駅前のビルにある、70席ほどの店だった。からふね屋珈琲じたいは、京都発祥のチェーン店なので、何度か行ったことはあったが、西院店には行ったことがなかった。

最初は研修期間ということで、パートチーフさんや、先輩のパート、アルバイトさんが、ホール、厨房、レジの仕事をひと通り教えてくれたのだが、一週間ほど経ったある日、「もういけそうやね。そしたら明日から、ひとりでやってもらいます」と言われた。

 

私「はい。…え、ひとりで、とは?」

チーフ「うん。ひとりで。店を」

 

はいぃ??www

 

そう、その店は「ホール・厨房・レジをひとりでまわす」のが、デフォルトだったのだ。

 

何回も言いますけど、70席、あるねんで。

 

しかも、私が入るランチタイムは、ハンバーグランチセットが500円(当時)という、今から約17年前のその頃にしても「破格」のサービスをやっていたので、お客さんが来ないわけはなく(しかも駅前店)ランチタイムはいつも、ビジネスマンをはじめとしたお客さんで満席だった。

 

「無理です無理ですwww」と抗ったのだが、

「大丈夫、大丈夫!すぐ慣れるし、みんなやってるからw」と流され、闘いの火蓋が切られた。

 

なるほど、できれば主婦で、ということも(炊事をやってるので調理関係のマルチタスクをこなせる)モーニングとランチの時間は3時間交代で、ということも(混雑時に3時間以上あのワンオペをやったらたぶん倒れる。3時間が限界)合点がいった。

各種サンドイッチの具も全部、店で仕込んでましたからね。業務用が送られてくるのでなく、ゆで卵からつくる。ハムも胡瓜も店で切る。サラダの千切りキャベツは、かろうじて、業務用の切ってあるやつが送り込まれてきてたけど笑

 

どれぐらい忙しかったかというと、もうここでは書ききれないほどのエピソードとハプニングとアクシデントがあったのだが、まとめて言うなら、ひやかし目的で私の仕事ぶりを見に来た友人らが帰り際、全員、口を揃えて「辞めろ。」と言うたほどだった。

 

私が西院のからふねで働いていた時のことは、旦那さんも「その状況」を見に来て知っているので(当時まだ、付き合い始めたばかり)あれは過酷すぎると今も時々、笑い話になっており、

私「厨房でオーダー調理や仕込みしながらホールで呼ばれ、レジで呼ばれ、途中、なんか当たって膝を切って、でも絆創膏を貼る間もなくて、ダラダラ流血したまま働いてたこともあったわ笑」

 

旦那さん「大仁田 厚か!www」

 

 

なんだかんだで、1年ほど働き、「やっぱりもっと収入を上げたいので、フルタイムで勤められるところがいい」と、現職の市販薬店の仕事に転職しましたが、とまあ、そんなこんなの思い出もありながらの、旦那さんの バイクでぴゅーんと

 

からふね屋珈琲・竹田店

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私が働いていた西院店は、チョコレートアイスのパフェと抹茶アイスのパフェしかなかったけど、こちらのお店は、たくさん種類がありました。

当然ながら「全てワンオペ」ではなく、ホール、厨房とも、スタッフさんが数人いました←←

 

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私は、お抹茶白玉ソフトパフェを。旦那さんは、ダッチアイス珈琲と、コーヒーゼリーをいただきました。

美味しかったです。御馳走さまでした。

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