さて、話は先月に遡り、神泉苑のお庭を散歩しがてら、桜を眺めに行きました。
今年は、桜の開花が異例の早さだったので、すでに満開時期でもなかったのですが、遅めのお昼を食べたあと、旦那さんの バイクでぴゅーんと
法成橋から、法成就池を臨む景色。
このブログでも何度も登場している神泉苑には、ふらりとよく来ていますが、私はここから見る景色が好きです。
法成橋
神泉苑は、第50代・桓武天皇が創建された 禁苑(天皇のお庭)で、弘仁3年(812年)第52代・嵯峨天皇が、この神泉苑に行幸された際、桜の樹をご覧になり、 文人達に詩を詠ませたのが「桜の花見の始まり(花宴の節)」といわれています。
以降、代々、天皇や公家(貴族)が、雅宴や季節のお花見を楽しまれたりと宴遊されていて、かつては平安京の大内裏に隣接し、大きな池を中心とした広大な庭園でしたが、今はそのごく一部が残されているのみ。
日本で唯一の恵方社で、毎年、社の石台を回転させ、その年の恵方の方角に向きを変えられます。
摂社・洛中天満宮
摂社・弁天堂(増運弁財天)脇の桜
今回写真は撮っていませんが、正面に鳥居があって、摂社があって、というと神社のようですが、神泉苑は 東寺真言宗のお寺 が本堂です。
というのも、むかし、京が干ばつに遭い、お悩みになった第53代・淳和天皇が名僧らに雨乞いをお命じになり、弘法大師空海が橋の上で、天竺の善女龍王に祈祷すると、池から龍王が現れ、雨を降らせたと。そのことから、東寺の空海に信頼をお寄せになったといわれています。
また、水の豊富な神泉苑ではそうした雨乞いがたびたび行われ、その雨乞いを舞っていた静御前を源頼経がここで見染めた、という伝説もあります。
池の周りの歩道に沿って、
そういえば、一昨年(2021年)の桜の時期も、神泉苑を訪れていました。
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ちなみに昨年(2022年)は「いま、桜がどこまで咲いているか?」鴨川から賀茂川沿いを北上して、貴船口から鞍馬の手前まで バイクでぴゅーんと 見に行っていました笑
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ふらりと寄ったので、御朱印帳を持ってきてなかったのですが、せっかくお参りに来たので御朱印も拝受。桜の季節限定、桜花宴の御朱印(書き置き)
【リンク】神泉苑
お昼ご飯は、こちらでいただきました。
ラーメン魁力屋・西大路西ノ京店
こちらもまた、しょっちゅう来ているラーメン屋さんです。背脂チャッチャ系・醤油ラーメン。
魁力屋さんについて、詳しくは、こちらで笑
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美味しかったです。御馳走さまでした。
【リンク】京都北白川 ラーメン 魁力屋