さて。先日、旦那さんの実家の千葉のご両親に贈るお中元を買いに、旦那さんの バイクでぴゅーんと 錦市場へ連れてもらいました。
「何故、錦市場なのか?」ということには理由があって、それは後半で記述するとして「今日は、錦の天神さんをお参りしていこう」と、思い立ち。
錦天満宮
錦小路、寺町京極、新京極と、商店街の通りが合わさる場所であるだけにさすが、境内の至るところにお店屋さんの提灯があり、たいへん賑やかなお社です。笑
御神牛
天神さん(天満宮)といえば、お使いの「牛さん」
錦の水
京の名水のひとつ、錦天満宮境内に地下35mから湧き出す霊水。
なお、京都盆地の地下には巨大な水瓶(地下水)があり、その水量は推定211億tといわれます。
拝殿、本殿
両脇に、随神様がいらっしゃいます。
この奥に、本殿があります。
御祭神は、菅原道真公。
創建は、第66代・一条天皇の長保5年(1003年)道真公の御父上である菅原是善の旧邸・菅原院跡地にあった歓喜寺を、源融(みなもとのとおる)公の旧邸・六条河原院跡地に移築し、その鎮守社として天満天神を祀る天満宮とされたことから始まります。
その後、合併や移転を重ね、第107代・後陽成天皇の天正15年(1587年)豊臣秀吉の都市計画のため、歓喜光寺(歓喜寺)とともに現在地に移転され、後に、神仏分離にて、歓喜光寺は東山区、さらに山科区へと移転。天満宮だけがこの地に残り、その所在地名から「錦天満宮」と呼ばれるようになりました。
御祭神は、源融公。
第52代・嵯峨天皇の第12皇子で、紫式部の「源氏物語」の主人公・光源氏のモデルとなった方であるともいわれています。
白太夫神社
御祭神は、渡會春彦。
世継ぎのいない菅原是善が、伊勢神宮外宮神官であった渡會春彦を通じて伊勢神宮に祈願されたところ、その御神徳により道真公がお生まれになり、渡會春彦は道真公の守役として尽くされました。
日之出稲荷神社
御祭神は、倉稲魂命。
こちらの鳥居は、島木と貫の間に三角の装飾がある珍しい造りで「奴禰(ぬね)鳥居」と呼ばれており、全国にふたつしかないといわれます。もうひとつは、伏見稲荷大社(稲荷山)の荷田社神蹟にあります。
また、珍しい鳥居といえば、錦天満宮の参道の鳥居も「有名」で、
なんと、両側のビルの壁を、突き抜けています。
裏側から見ても…
これは、参道の錦小路通の道幅が鳥居の柱の幅に合わせてあったことから、後に、両側にビルが建てられた際、鳥居の上の部分に建物がぶつかってしまうことになったという 信じられない設計ミス によるものだそう。
昔は、この鳥居の周辺も境内の敷地内だったので、参道脇に鳥居より高い建物が建つことは、想定されていなかったのかもしれないですね。
境内に戻りまして、
七社之宮
御祭神は、
床浦神社・竃神社 竃神
市杵島神社 市杵島姫命
お参りをして、本題の買い物へ。
「何故、錦市場なのか?」に話を戻しまして。
実は、千葉のお母さんが京都の「生麩」をお好きで、以前からそれは知っていたんですが、生麩は賞味期限が短いため、遠方へ送ると食べ急かしてしまうこともあり、これまで、送ることを躊躇していまして。
それが、ふと調べてみると、日持ちするように真空パックで販売されている生麩屋さんが、錦市場にあるとのことで。
京なま麩 錦市場 麩房老舗
創業は江戸時代、第120代・仁孝天皇の天保年間の老舗さんです。
インターネットでの受注もされているようですが、店頭で商品を見て選んで、詰め合わせていただきたかったので、お店へ伺いました。
生麩を数種類と、生湯葉を詰め合わせていただきました。喜んでくださるといいな〜。
【リンク】京都・生麩の老舗店 錦市場 麩房老舗(ふふさろうほ)のオフィシャルホームページです。
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