さて。
京都府民と滋賀県民の鉄板ネタに、京都府民が滋賀県民を馬鹿にした時、滋賀県民が
「琵琶湖の水、止めたろか！」
と、伝家の宝刀をふるう、というやりとり（ジョーク）がありまして。
そう、琵琶湖といえば「京滋・大阪の水瓶」とも言われ、滋賀の人が誇るあの湖なんですが、実はその琵琶湖の水（琵琶湖疏水）、管理をしてるのは、京都市上下水道局 なんですよね。
ということを、京都市民は（府下はどうか知らないが）小学校中学年の社会科で習い、琵琶湖疏水・浄水場の見学にも行くので、京都人は
「滋賀県民には、琵琶湖の水は止められない」
ことも知っているのですが、まあそこはご愛嬌ということで。笑
そしてさらに言うと、三方を山に囲まれた盆地の京都には地下水もあるので、完全に琵琶湖だけに頼りきっているわけでもないのだ。笑
【リンク】京都市上下水道局：トップページ
と、その京都市上下水道局の浄水場が、京都市東山区の蹴上（けあげ）という場所にあり、この「蹴上浄水場」は、山を切り拓いて建てられたので敷地内の勾配が強く、その斜面に沿って植えられたつつじがGW時期になると一斉に開花するため、その見頃の時期に合わせて毎年、場内施設の一般公開をおこなわれていまして。
他方、南区の鳥羽（とば）にある下水処理場も同時期に一般公開をおこなわれていて、こちらは、藤が綺麗です。
このブログでも何度か書いてきたように、私は体力がないので本格的な登山は難しく、ただ、この「蹴上のつつじ」は、頑張れば坂道を上って見に行けるので、かれこれ20年近く、それを年一回の体力試しとモチベーション（今年も蹴上浄水場のあの坂を上れた）にしてきたのですが。
昨年はコロナ禍の緊急事態宣言下で、一般公開の開催中止。そして、さらに今年もまた、この時期、緊急事態宣言が発出され、2年連続の開催中止となってしまいました。
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これまでずっと、2年続けて行けなかったことはなく、また「今年こそは」と、今年は「蹴上のつつじ」のために仕事も2連休を取っていて（小売業の私はカレンダー通りの休日ではないので）、すっかり意気消沈していると、
旦那さん「バイクで通りすがりに見るだけでも、見に行くかい…？」
私「うん……」
てか、私の中で、蹴上のつつじは「自分の足で上って見に行く」ことに意義があるので、下（沿道）から眺めても正直、そこまでの感慨はないのだが、でも、そうね、それが落とし所かな…。バイクで行って、見て帰るだけなら、誰と接触することもないし…。
ということで、
一般公開の時は駐車場がないので地下鉄で行くのですが、今日は通りすがりに見るだけなので バイクでぴゅーんと 見に連れてもらいました。
蹴上のつつじ
柵の外から、内側に手を伸ばして撮影。
（以下、全てのつつじの写真、柵の外から）
開催中止を知らせる、入り口の看板。
バイクを押し、沿道を歩いて下りながら、眺める。
満開になると、この斜面のもこもこが、真っ赤ならぬ「真っピンク」になります。
頂上のほうはいつも開花が早く、だが今年は特に早かったのか？見頃は過ぎている…？これから…？
1週間ほど前に、同じく「通りすがりに」撮影された方の写真がSNSに上がっていて、それはもうちょっと咲いていたような…。
手が届かない（中に入れない）となると、一層遠く、また高くも感じる。
いつもは、頑張ってあの上のところまで、上ってるんよね…。
あんなに高いところまで、私は上れているんだ…。
そう思いながら下から眺めていると、なんだか少し、モチベーションが回復してきた。
上れてない、行けてないんだけど、上れてた、行けてた自分を客観視できて、認めてやれた、みたいな。
来年は、上って見に行けるかな。
もう2年越しになるから、行く前にトレーニングしていかないと、上れないかもしれない。笑
だめなら旦那さん、引っ張り上げてね（←笑）
