お出かけブログ

旦那さんの通勤用のビッグスクーターをじわじわタンデム仕様にして(◎させて)お出かけを迫る奥さんのブログです。寺社への参拝記事も書きます。

聖護院を参拝してきた

さて。ふと今日、仕事終わりに「お昼は御所周辺で食べたいな〜。旦那さん休みで家にいるし、また バイクでぴゅーんと 連れてもらおうかな」とか思っていて、御所東(ごしょひがし)の荒神口の辺りに、わりと洋食屋さんが多いことを知った。

ただ、洋食屋さんは、例の「ランチタイム」の区切りがある→ イタリアンに行ったリアン。 - お出かけブログ からな〜と思いながら、グルメサイトなどを見ていて、16時までランチ営業されているお店を発見した。ここなら行ける!

そして、荒神口(こうじんぐち)といえば、すぐ近くに聖護院があるし、聖護院さんへお参りにも行こうと、脳内で どんどん勝手に「旦那さんのバイクでお出かけ」プラン を立てていた。

 

というわけで、連れてもらったのが、

ごはんカフェ 綴 荒神口

【リンク】ごはんカフェ 綴 荒神口店 - 毎日食べたいご飯カフェ

…だが、まさかのまさか 臨時休業 の札がかかっていた。

うっそーーン?!

たしかに、HPの定休日の項目に「不定休日あり」と記載されていたが、その不定休日をみごとに引き当ててしまうとは!!

と、この時点で14時30分を過ぎていて、近くのお店もググって探してみたが、どこも「間もなく閉店」の時間に差し掛かっている。

 

「もうなんか買って帰って家で食べる……」

と、意気消沈しかけている私に、旦那さんが

「神社は?神社行きたいんじゃなかったの?」

「行きたいけど、今からご飯食べるとこ探して食べてからだと閉門時間になるかもだし…」

「先にお参り行けば…(いいんじゃね?)」

「…… 確かに」

 

っていうか、なにげに「神社」って言うてはるのをボーッとしててスルーしてたけど、今回、聖護院は「寺院(お寺)」です笑

お寺より神社を参拝する(バイクで連れてと言う)ことが多いから、さては「今日はどこへお参りしたいのか」の部分はあまり聞いておらず、ざっくり「神社」と言うているな?笑

といった流れからの、

 

聖護院門跡(吉田御所)

山門

f:id:richiosan:20211009172217j:image

本山修験宗(山伏)の総本山で、増誉大僧正が開基。

御本尊は、不動明王

修験道はおよそ1300年前に役行者神変大菩薩が開かれた宗派で、増誉大僧正はその法灯を継がれ、第73代・堀河天皇の寛治4年(1090年)、白河上皇紀伊国(現在の和歌山県)の熊野本宮に御参詣される際、増誉大僧正が御先達として案内した功によって、上皇よりこの地に一寺を頂き「聖護院(聖を護った寺)」とされました。

第77代・後白河天皇の皇子・浄恵法親王が宮門跡として第4代に入寺されて以来、皇室の方々の入寺が相次ぎ、明治維新まで「聖護院宮(門跡寺院)」として存続。創建時は今の場所にありましたが、応仁の乱で焼失して以後、三度の火災に見舞われては転々とし、今の場所に戻られました。

また、現在の寺観は、第112代・霊元天皇の延宝4年(1676年)、第108代・後水尾天皇の皇子・道寛法親王が門跡をおつとめのときに再建されたものです。

応仁の乱」関連記事 hurrah.hatenablog.com

天明8年(1788年)と安政元年(1854年)の御所炎上の時、第119代・光格天皇、第121代・孝明天皇の仮皇居となった由緒から、吉田山(神楽岡)の麓の地にある聖護院は「吉田御所」ともいわれました。

「吉田山(神楽岡)」関連記事 hurrah.hatenablog.com

 

f:id:richiosan:20211009180159j:image

門の天井の梁にも、菊の御紋が。

 

山王社

f:id:richiosan:20211009180839j:image

 

f:id:richiosan:20211009180851j:image

白砂が敷き詰められた境内。

 

宸殿

f:id:richiosan:20211009180752j:image

宸殿は門跡寺院特有の建物で、宸殿の「宸」は天子(天皇)を意味します。

宸殿は法親王が居住された正殿で、有縁の天皇や歴代門跡の御尊牌が祀られており、境内で最も格式が高く、主な法要は宸殿にておこなわれます。

 

十三重石塔

f:id:richiosan:20211009180922j:image

 

不動堂(本堂)

f:id:richiosan:20211009180940j:image

御本尊の不動明王像は、重要文化財。撮影禁止と注意書きもされていました。

 

御朱印

f:id:richiosan:20211010114059j:image

不動明王を表す梵字「カーン」と書かれています。

修験道は特定の本尊を持たないそうですが、修行の時に心中に念ずるのは、大慈悲を持った知恵と勇気の仏としての不動尊だそう。

 

f:id:richiosan:20211009184324j:image

f:id:richiosan:20211009184322j:image

今年9月、京都守護職会津藩新選組のゆかりの寺院(聖護院、壬生寺金戒光明寺)で巡礼会を発足されたそう。

また、新型コロナウイルスの動向も顧みつつ、聖護院では10月1日から秋の特別公開がおこなわれていて、大玄関、宸殿、宸殿障壁画、本堂、本尊などが拝観できますが、書院は修復工事中で、境内の足元も一部「トラック乗り入れ仕様」のマットが敷かれていました。

【リンク】本山修験宗総本山 聖護院門跡

門跡寺院」関連記事

hurrah.hatenablog.com

hurrah.hatenablog.com

hurrah.hatenablog.com

hurrah.hatenablog.com

hurrah.hatenablog.com

 

さて、行き場を失ってしまったお昼ご飯の件ですが、

「そういえばこの近くに 第一旭 の熊野店があったはず」と思い出し、場所を検索して、

第一旭・熊野店

f:id:richiosan:20211009185857j:image

f:id:richiosan:20211009185910j:image

店内に差しこむ西陽で、うまく撮れない笑

第一旭は、むかし木屋町にあったお店が明け方まで営業されていて、飲みに行ったあとの〆でよく食べていた思い出があります。

お店によって味が違うことがあるのですが(こんな味だったかな…?)といった印象。

でも木屋町店は、飲み屋帰りのお客さんが多かったので、ちょっと濃いめだったのかも笑

 

美味しかったです。御馳走さまでした。

【リンク】第一旭 熊野店(岡崎/ラーメン) - Retty