さて、先日→ 「恩送り」の阿闍梨餅。 - お出かけブログ
「バイクのお出かけもそろそろ寒くなってきたね」
と話してはいたのですが、どうにも 公共交通機関では たいへん参りづらい お宮さまから、お呼びがかかりまして。
旦那さん「(場所を調べる)これは僻地だわww」
私「でしょ?ww」
「僻地」とか「でしょ」とか言うたらいかん。
そこで暮らしてる人もいるのです。
道中、五条通(国道9号)をひたすら西へ走っているときは道なり真っ直ぐだったが、五条通から外れて洛西方面への道のりで、
旦那さん「走りづれぇwww」
私「www」
旦那さん「でも俺、元々こうだったんだよねww(千葉出身。大学〜就職数年目まで東京及び関東暮らしだった人)」
そう。旦那さんもすでに、京都のまちなか暮らしにすっかり慣れたようだが、洛内(洛中)のように、縦・横の通りが碁盤の目のごとく、バチバチに整備されていることこそが珍しく、一般的にはこのように縦横無尽に道路が交差していたり、湾曲していたりするのが常なのだ。
というわけで、着いた先は
一の鳥居
大原野神社は、延暦3年(784年)第50代・桓武天皇の長岡京遷都の際、藤原氏の氏神である春日大社(平城京)の神々を、長岡京の西・小塩山の麓に祀られたことから「京春日」とのいわれがあり、のちの平安京遷都後も、二十二社として国家鎮護の社とされました。社格は官幣中社。
藤原為時の娘で、源氏物語の作者・紫式部もまた、この大原野神社を氏神と崇め、源氏物語「行幸(みゆき)」の巻では、大原野へと向かう冷泉帝(第63代・冷泉天皇)の華やかで美しい行列の様子を描きました。
御祭神は、武御賀豆智命、伊波比主命、天之子八根命、比咩大神。
大原野神社までの麓を走りながら、そういえばここ小塩山は、山腹から臨む洛西の夜景が綺麗で、昔、若い頃、バイクで走りがてら見に来たことがあったのを思い出した。(※現在は、車両通行禁止区域になっているそう)
なお、山頂には、第53代・淳和天皇の御陵(大原野西嶺上陵)もあります。
【リンク】-天皇陵-淳和天皇 大原野西嶺上陵(じゅんなてんのう おおはらののにしのみねのえのみささぎ)
また、三千院のある「大原」は洛北にあり、こちら洛西の「大原野」とは別方面です。
ニの鳥居
紅葉が見事でしたが、なんせ参拝客が全くいない。
旦那さん「秘境感がすごい」
鯉沢池
睡蓮の池にかかる日本橋の風景は、さながら、かの有名なモネの絵画のよう。
かかる橋の先にあるのは、
末社・地主社
回遊式の池をぐるっと回った先には、
摂社・若宮社
瀬和井(せがい)
第56代・清和天皇の産湯に使われたとされる清水。
鹿の手水舎
三の鳥居
本殿
本殿の両脇には、狛犬ならぬ狛鹿の
神鹿(しんろく)
狛鹿は、全国でも大原野神社だけ、だそう。
旦那さん「(鹿)弱そうだけど大丈夫なの?笑」
そういう罰当たりなことを言わないww
神輿庫
かなり年季が入っています。
時代劇の撮影で使われることもあるそう。
末社・八坂社、稲荷社、八幡社
向かって左、八幡社は、白髭社と藤森社の相殿です。
末社・祓戸社
足元の、もみじの絨毯が綺麗だった。
境外摂社・樫本神社
巫女さん「お客様いらっしゃらない(空いてる)ので、押しておきますね」
と、直書きしてくださいました。
謹んで、拝受いたします。
【リンク】大原野神社 – 京都西山 京春日
お昼ご飯は、こちらでいただきました。
カフェ・マノワール
住宅街にぽつんと一件だけある、隠れ家的なお店で、かなり前に旦那さんとデートで来たことがあるのを思い出して、行ってみました。
静かで、落ち着く店内。
本日のパスタランチセットを。
前菜2種、焼き立てパン、ソーセージとほうれん草の卵黄スパゲティ。
食後のドリンクもセット。
冬場なのに、相変わらず「アイスティー」言うてる奴。笑
美味しかったです。御馳走さまでした。