さて。
先日、八坂神社をお参りしたのですが→ 八坂神社を参拝してきた - お出かけブログ その繋がりのお導きか、松尾大社をお参りしてきました。
一の鳥居
阪急・嵐山線・松尾大社駅を降りてすぐドーンとそびえています。絶対に迷わない。笑
なんならもう、駅のホームからも見えてる。笑
松尾大社。正式には「まつのお」ですが、京都では「まつお」大社、または「まつおさん」と呼ばれて親しまれています。京都最古の神社ともいわれ、かつては神社の奥の松尾山に神霊(山の神様)をお祀りしたのが起源とされています。
のち、第42代・文武天皇の大宝元年(701年)勅命にて社殿が創建され、平安時代以降は賀茂社(上賀茂・下鴨神社)と共に、皇城鎮護の社とされてきた由緒ある神社です。
延喜式内社にて、二十二社(国家の重大事や天変地異に際し、朝廷から特別に奉幣を賜った社)の中でも格式の高い「上社」、社格は官幣大社。なお、賀茂社も同じく上社・官幣大社ですが、賀茂社は上社の中でも別格とされています。
二の鳥居
上部に吊るされた榊の束は「脇勧請(わきかんじょう)」といい、鳥居の原始形式を表しています。数は12束(うるう年は13束)吊るされるならわしで、太古は月々の農作物の出来を占っていたとのいわれ。
楼門
楼門両脇の随神
拝殿
この奥に本殿があります。
相生の松
旦那さんとずっと仲良くいられますように♡とお祈り。
磐座登拝道入口
ここから松尾山の山頂、かつて山神が祀られていた磐座(いわくら)へ参るのですが、登山するパワーがなかったので(笑)本日は麓より拝礼。
神輿庫
松尾大社は中世以降、醸造の神(お酒の神様)でもあることから酒蔵さんからの奉納が多く、境内には資料館も。
お酒の資料館
「白虎」が記された御朱印も賜りました。
と、ここで冒頭、八坂神社からの繋がりのお導きか に、話が戻ります。
平安京は「四神相応の地」にて、都の護りにふさわしいと、第50代・桓武天皇の794年、長岡京より遷都されました。その四神とは、北の玄武・北山(船岡山)、東の蒼龍・東山(鴨川ともいわれる)、西の白虎・西山(山陰道ともいわれる)、南の朱雀・小椋池(干拓され、現存せず)を示します。※諸説あり
これらのそれぞれの地にある社、上賀茂神社を玄武、八坂神社を蒼龍、松尾大社を白虎、城南宮を朱雀、またそこへ五行説から、平安神宮を中央の麒麟、になぞらえ、近年「京都五社めぐり」とされています。
洛西へのお導きがあったので、と、松尾橋(桂川)を渡り、梅宮大社へと。
橋の上、路肩(歩道)の工事中でした。この上流に嵐山、さらに上流にはあの日吉ダムがあります。
一の鳥居
御祭神は、大山祇神(酒解神)、酒解子神、大若子神、小若子神。
橘氏の氏神として創祀され、平安前期、橘嘉智子により現在の地に遷座されました。橘嘉智子はそののち、第52代・嵯峨天皇の后となられ(檀林皇后)、第2皇子(第54代・仁明天皇)をお生みになられたことから、子授・安産の御神徳が有名です。なお、大山祇神(酒解神)のお名前から、酒造の神様ともされています。
梅宮大社も式内社にて、二十二社の下八社、社格は官幣中社です。
二の鳥居
楼門
拝殿
この奥に本殿があります。
階段に白い物体があるなー?と思ったら
ネコチャンでした。笑
こちらからお庭を拝観できるのですが、このところ、お寺でお庭を歩き続けているので(笑)今日はもうお庭は観に行かず。
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こちらも酒樽の奉納がたくさん。なんと、手前のベンチも、伏見・月桂冠、二条(聚楽第)・佐々木酒造からの寄贈のよう。
佐々木酒造は、俳優・佐々木蔵之介さんのご実家としても有名です。
【リンク】京都洛中・佐々木酒造株式会社のホームページへようこそ
【リンク】梅宮大社
お昼はこちらでいただきました。
京料理 とりよね(鳥米)
鶏の水炊きや、京懐石の料亭です。松尾大社からほど近いので、七五三詣りや神前挙式のあとの食事会に良さそう。本日も、本館のお座敷は、3組の予約が入っているようでした。
店内、広いのですが、なおかつ別館のテーブル席は1卓ごとに間隔を空け、スーパーソーシャルディスタンス仕様。笑
お昼は、親子丼のセットがいただけるそうで、早速注文。「温かいうちにどうぞ」と、特製・鶏のスープが先に。「コラーゲンたっぷり!」って感じのまったりやさしいお味でした。
メインの親子丼はもちろん、お漬物も美味しかった。
最初に玄米茶をいただいたのですが、上がりは焙じ茶を。
美味しかったです。御馳走さまでした。